HSPと適応障害の関係
最近HSPという言葉を目にすることが多いです。
HSPとは、生まれつきとても感受性が強く、敏感な気質の人という意味で、「繊細さん」とも呼ばれることがあるようです。
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略ですが、もともとは心理学の用語であり病気の名前ではありません。
気にしやすい、傷つきやすい、他者の言動に影響を受けやすいなどの特徴があるため、適応障害やうつ病を発症しやすい可能性があります。
例えば、常にだれかの悪口や陰口を言っている同僚や、大きな声で怒鳴ったりする上司に囲まれて仕事をしている場合、HSPの気質のある方であれば、感受性の高さから強い影響を受けてしまう可能性が高いでしょう。
誰かが怒鳴られているような場面では、まるで自分が怒られているかのように受け取ってしまい、落ち込んだり憂うつとなってしまうことが多いかもしれません。
また、HSPの方は自己主張が苦手なことが多く、自分の気持ちや不調を周囲に伝えるのも難しい傾向があります。
HSPは5人に1人くらいがあてはまると言われておりますが、職場での対人関係で悩まれている方はもっと多いのではないでしょうか。